2018年04月16日

春を訪ねて・雪解けの関所跡

 古民家でお雛様を見せて頂いてから、清内路関所跡を目指す・・。
この道は梨子野峠へ通じる道・・この先に清内路関所跡が・・。

 道は急な上りになる・・あっ、坂道に水が流れている、何だろう・・。
見上げると、坂の上など彼方此方に残雪が・・雪解け水が流れているのである・・。

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 坂道を上って行くと・・ちょうど、ご近所の方が出て見えたので、こんにちは、関所跡は・・
「ここです、あちらに石碑が建っています・・実際の関所は下の平らな所にありました・・大きな石碑の裏側には、関所の見取り図も書いてあります・・」えっ!裏側に、見逃すところでした、お教え下さりありがとうございます!・・。
 ここは、水戸の天狗党が通った所ですね・・「天狗党?・・ああ、水戸浪士ですね・・水戸浪士は、梨子野峠を越えて、この関所を通り・・下清内路を通過して、上清内路で一泊しています・・。
 石碑にも書いてありますが・・水戸浪士を通行させたことで、関所番士が二人切腹させられています・・」えっ・・いろいろお話ありがとうございます・・。
 お会いできて良かったです、さっそく石碑の裏も見てみます♪~。

 雪解け水の流れる関所跡・・石碑など三つが並んで建っている・・。

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 三つ並んでいるうちの右側に『清内路関所跡』の石碑・・。

 真ん中は『清内路関所にまつわる絵図と史料』の立て札・・立札には『関所役人の描いた清内路関所絵図』(嘉永4年(1851)作成)が掲示され、当時の様子が良く分かる・・。
 絵図の、右上の方が梨子野峠であろうか・・関所は、峠側に木戸があり、木柵(乱杭)で囲まれている・・左の方の道は、下清内路の街並みを通って橋を渡り、上清内路へ通ずると思われる・・。

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 左側の、大きなのは『清内路関所の変遷』の石碑・・。
碑文によると、清内路関所は武田晴信(信玄)により創設されている・・以下『・・』は碑分から(西暦等、一部の数字は洋数字に書換)・・。
『・・最初の関所は清内路峠(木曽峠)の近くにあり、徳川幕府の基礎がようやく確立した慶長六年(1601)に上清内路と下清内路の中間・・に一時移転した。しばらくして現在地市場に敷地一二〇坪(約400平方メートル)建物約四〇坪(約150平方メートル)の関所が設置された。・・』

 ここで、石碑の裏側にあるという『清内路関所見取図』を見てみよう・・よいしょっと、石碑まで上がって裏側を・・あっありました・・なるほど、間口八間、奥行六間・・役人控室、調室、おっ罪人留置所など、関所の様子が良く分かる見取り図、ありがとうございます・・。

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 碑文には主な通行者も書かれている。
天正十年(1582)織田信長麾下(きか)の軍兵五千伊那へ侵入・・天正十二年(1584)徳川方飯田城代・高遠・諏訪の連合軍七千豊臣方妻籠城を攻め・・等々・・わあ、凄い歴史、史実を物語る石碑・・。

 あっ、これだ!・・
『元治元年(1864)水戸浪士武田耕雲斎一行約千人通行、上清内路に一泊。・・』この一行、西上する水戸の尊王攘夷派『天狗党』が、上清内路に『素懐書』を残して行ったのである・・歴史の点と線が繋がった♪~。
 厳しい史実も『水戸浪士の関所通行により飯田藩は所領二千石召上げ、藩主堀石見守は逼塞(ひっそく)、関所番士二人切腹となる。』・・。

 混沌とした幕末、関所に偽勅使?偽官軍赤報隊?(これらの背景は、よく分かりませんが)の通過があったとある・・これにも厳しい史実が・・。
『慶応四年(1868)偽勅使高松実村一行約二百人通過  同年  偽官軍赤報隊相楽総三一行七三人通過』

『関所は高遠藩預かりとなったが、偽勅使、偽官軍の通過により関所番の高遠藩士が切腹となり慶応四年三月より太政官が関所を支配した。
 しかし明治二年(1869)二月六日、関所が廃止となり約二百年続いた清内路関所の歴史に終止符が打たれたのである。』
・・。

 明治二年 廃関・・史実を物語る感慨深い関所跡、来た甲斐がありました・ありがとうございます。

 雪解け水と一緒に来た道を下る(笑)・・。
 
 消防団詰所前のT字路を左へ・・。

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 坂道を下ってゆくと、レトロな建物を見つけ寄り道・・。
昭和初期の旧清内路郵便局舎という・・現郵便局はR256沿いにある・・。

 珍しい木製?ポスト・・レトロな〒マークもいいですね♪~・・ポストの左の細長い扉は誰が通るのかな?・・。

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 旧郵便局の前の道を下り始めたが・・あれっ?来た時と道が違う(汗)・・。

 少し戻って脇道へ・・あっ、ここだ、ここだ(笑)・・坂道の下の方に清内路振興室が見えてくる・・。

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 坂道を下りて、R256を横断して、振興室に戻る・・時計は午後3時半を回る・・。

 次は・・JA上清内路店跡地のひなまつりへ行ってみることに・・。
昨年は、場所を間違えたが(汗)・・地元の、お姉さま方が案内して下さるアットホームなひなまつり♪~。

15l29N2012.JPG では、JA上清内路店跡地を目指してR256を上る・・続く・・。

   ありがとうございます。



posted by damp at 14:29| Comment(0) | 清内路 | 更新情報をチェックする
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