2017年07月01日

2017新緑の『小黒川のミズナラ』・阿智村清内路

 清内路の山奥、小黒川(こぐろかわ)を遡った標高1000m程の所に、一本の大木が聳えている・・『小黒川のミズナラ』(国指定天然記念物)である。
樹齢は推定300年余と考えられて来たが、近年の調査で500年以上と推定されたという。
 地元では『おおまき』と呼ばれ、地域の宝、多くの方々の心の拠り所として大切に守られている。

 姿見不動滝から、R256を上り、黒川橋の手前で左の山道へ入る・・。
山道を行き、黒川に架かる洞根橋(どうねはし)を渡る・・。
 新緑の中の洞根橋・・以下、右の写真は、昨年(2016年)1月に撮影、雪の少ない年、この時は橋の袂で思いがけない出会いがあった・・季節を感じる写真として再掲・・。
01mN0222.jpg02l29N8440.jpg

 洞根橋の上流側の直ぐ下に、黒川と小黒川との出合いがある・・きょうは、新緑が川面を覆ってよく分からないが(汗)・・。
 冬の写真を見ると良く分かる、写真の右から流れているのが本流の黒川・・左から中程に流れ込んでいるのが小黒川、この上流におおまき、小黒川のミズナラが聳えている・・。
 この時は雪が少なく、おおまきまで上がれるかなと行ってみたが、途中から雪が多くなり行けなかった・・昨年は、結局その後もおおまきまで行っていない・・。
03mN0228.JPG04l59N8430.JPG

 小黒川に沿った山道を、どんどん上り・・谷間を抜け視界の開けたさきに・・ジャーン・・おおまき・・。
新緑に包まれた元気なおおまきが、飛び込んでくる・・お久し振り・・わあ!感激♪~。
 『小黒川のミズナラ』の案内板も新しくなっている・・樹の周りも、旧柵の外側に、さらに根の保護のため新しい柵が設けられ立ち入り禁止になっている・・周辺は、きれいに整備されている・・。

 横から見ると、歪んだバランスの悪い樹形にびっくりするが、これは2012(平成24)年6月に
太い枝がザックリ折れたため・・。
 写真左下の、折れた箇所が黒いのは、自然素材の墨を活用した樹木保護材(キニヌール)を塗ってあるからという。
07l29N1028.JPG08l9N1008.jpg

 現地の新しい案内板から引用・・。
『 国指定天然記念物 小黒川のミズナラ 平成8年9月4日指定
 地元では「小黒川のおおまき」とよんでいるミズナラの巨木である。 ミズナラは別名オオナラともいい、各地に普通にみられ、当地方では標高1,000mくらいまでがコナラ、それ以上高いところになるとミズナラが、自生する。
 この樹は幹周り9.4m、樹高33m、枝張り37m(大枝が折れる以前の枝張りの長さ)あり、樹齢500年以上と思われ、国内でも最大のミズナラである。
平成24年6月に北側の大枝が折れたが、支柱設置などにより、養生を行っている。
  平成28年3月 建立 文化庁 長野県教育委員会 阿智村教育委員会    』
 
 大枝が折れてから、様々な保護対策が行われている・・。
写真は、2013(平成25)年11月、偶然、現地で出会った樹木医さんらによる樹勢回復作業・・。
 えっ、おおまきに葉っぱが無い・・枯れてしまったのでは?・・。
ご安心を、おおまきことミズナラは広葉落葉樹、冬季にはすっかり葉は落ちてしまうのである・・。 
09l9N4922.jpg10l9N4979.jpg

 周辺が整備されたためか、おおまきまで上がってくる車もちらほら見える・・。
上がって来た方に、こんにちは・・「初めて来ました・・昼神温泉で、ここのことを知り、帰りに寄りました・・立派な樹ですね・・」・・。
「休憩所に、折れた枝の標本がありました、大きいですね・・」
「では・・峠を越えて木曽へ出て帰ります・・」楽しいお話ありがとうございます、お気をつけて・・。
11l9N1004.JPG12l9CN1014.JPG

 わあ!休憩所には、折れた大枝の付け根の部分の円盤標本が、でんと・・。
休憩所のベンチに、どっかりと座っているがごとくに置かれている・・。
 折れてからはおおまきの下は立ち入り禁止で、近づけなかったが・・そっと切り口に触れてみる・・。
びっしり詰まった年輪、無数のひび割れ・・500年以上高所の風雪に耐えてきたおおまき・・がんばれおおまき・・感動の円盤標本、ありがとうございます。
13l9N1019.JPG14mN0262.JPG

 手厚い保護対策が施されているおおまき・・。
気持ち良さそうな緑の褥で、元気に若葉を茂らせている・・。
 新緑のおおまきから、いっぱい元気を頂きました、ありがとうございます♪~。
15mN0238.jpg16l9N1026.jpg

 では、来た道をR256まで下りて・・またR256を上り、峠近くの『健康の森』を目指す・・続く・・。
  ありがとうございます。




posted by damp at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 清内路 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
人気記事